遺産分割協議

遺産分割協議とは

相続人全員が遺産をどのように分配するかを話し合うことを遺産分割協議といいます。

遺産分割協議の内容について、相続人全員の合意が書面にまとめたられたもののことを遺産分割協議書といい、遺産相続に伴う様々な手続きに必要となります。
遺産分割協議書は、後々の争いを未然に防ぐために必ず相続人全員が合意して作成しなくてはならず、相続人全員の署名押印をした上で必要な枚数を作成することになります。

また遺産分割協議書には、以下の内容が必要になります。

  • 被相続人が誰で、いつ相続が開始したのか
  • 誰が、どの財産を、どれだけ相続するのか
  • 相続人全員の署名・実印による押印

遺産分割協議書が必要な手続き

遺産分割協議書は遺産の相続に関連する様々な手続きで必要となります。

代表的な手続としては、次のようなものがあります。

手続きの例 必要な理由
不動産の
相続登記
相続によって所有権が移転するため、その原因を証明する証書として必要となります。
預貯金の
引き出し
口座の名義人が亡くなると、金融機関はその口座を凍結して記帳もできなくなります。
預貯金を引き出すための証明として必要となります。
自動車の
名義変更
相続によって自動車の名義変更が必要となるため、元の名義人から相続したことを証明するために必要となります。
相続税の
申告
基礎控除額(5000万円+法定相続人の数×1000万円)の枠外の財産を相続し、法定相続分と異なる割合の分配をする場合に、その分配の証明として必要となります。

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